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一昨年、はじめて 「音楽と朗読による宮沢賢治〜カイロ団長」を終えて 次の題材を打ち合わせたとき。 賢治以外でだったら、こんなのもいいかなぁと 作曲担当が提案したのがこれ。 ここのところ、 あれやりたい これやりたいって 無理ばかりきいてもらってるからなぁ。 スタンバってます、というところもみせないと。 声に出してみると、 目で読んでいたときとはまるで違う 作家の貌にぶち当たることが多い。 むかし、好きだったけれど いま、読んでみたいかという内在的な値打ちの部分も もちろんあるけれど 黙読では読みとばせたことが そうはいかなくなること。 たとえば、あまりにも とってつけた 会話とか。 どうやって、かみあわせるんだという 不自然なながれとか。 美しいけれど 視覚的な文章だったのだな、とか。 冗長だな、とか。 それでも読むとなれば 力わざを使うことになる。 それが技術、といえるかもしれないけど もともとの文章のすがたを伝えることが 本来の朗読ではないかとわたしは思う。 だから、力わざを要求される作品より 読解力を求められる作品の方が わたしには ありがたい。 そういう意味で、 芥川の文章の鮮やかな表現性のあとで、 この漱石の文章の、無理のなさ。 淡々と読めば 浮かび上がってくる 構成の 明晰さ。 凄い。 朗読は、こちら。 すゞはらひ「夢十夜より第一夜」 |
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『夢十夜』好きです。漱石の作品の中で一番。 |
Crowbird 2007/05/18 09:25 |
こういう作品なのに |
Suzuka 2007/05/18 09:47 |
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